塩素消毒とは?

2022年11月15日 11:48
カテゴリ: 水道の豆知識
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塩素消毒とは?

塩素消毒とは、塩素により水道水中の細菌等を殺菌し、コレラ、赤痢、腸チフス等の水系感染症の拡大を防ぐために行われる消毒のことをいう。

我が国の近代水道が施設された当初は、水道水の塩素消毒は行われていなかったが水源の水質悪化に伴い大正期以降水道水の塩素消毒が行われるようになった。一般に使用されている塩素系消毒剤としては、次亜塩素酸ナトリウム、液化塩素(液体塩素)、次亜塩素酸カルシウム(高度さらし粉を含む)がある。

塩素消毒した水道水中には遊離残留塩素と結合残留塩素が存在する。
殺菌効果は遊離残留塩素の方が強く残留効果は結合残留塩素の方が持続する。

遊離残留塩素とは、次亜塩素酸と次亜塩素酸イオン等、結合残留塩素とは、モノクロラミン、ジクロラミン等のクロラミン(塩素アンモニア化合物)をいう。
また、残留塩素とは消毒効果のある有効塩素が水中の微生物を殺菌消毒したり有機物を酸化分解したりした後も水中に残留している塩素のことをいう。

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