水栓金具:主流はシングルレバー混合水栓

2022年12月04日 14:33
シングルレバー混合水栓の種類をを解説するツバメに乗った救急水道サービスの水滴マスコット
水栓金具:主流はシングルレバー混合水栓|種類・構造・特徴と選び方のポイント

水道の基礎知識住宅設備水栓金具

水栓金具:主流はシングルレバー混合水栓|種類・構造・特徴と選び方のポイント

水栓金具には横水栓(壁付け型)立水栓(台付き・デッキタイプ)の2種類があります。設置方法やデザインだけでなく、使い勝手やリフォーム時の工事内容にも違いがあります。この記事では、それぞれの水栓タイプの特徴や、現在主流となっているシングルレバー混合水栓の仕組みとメリット、注意点をわかりやすく解説します。

1. 水栓金具の基本種類(横水栓と立水栓)

① 横水栓(壁付け・壁出し水栓)

・壁面から直接取り付けるタイプ。見た目がスッキリし、キャビネット内を広く使える。

・ただし、リフォーム時に位置を変える場合は壁の内部配管工事が必要で大掛かりになりやすい。

② 立水栓(台付き・デッキタイプ)

・シンクやカウンター上に取り付けるタイプ。デザイン性が高く、リフォームでの位置変更が容易。

・ただし、キャビネット内に配管スペースが必要となり、収納がやや狭くなることも。

2. 水の出し方による分類(単水栓と混合水栓)

単水栓:水またはお湯のどちらか一方のみを出すタイプ。洗濯機用・屋外用などに多い。

混合水栓:水とお湯を混ぜて使えるタイプ。キッチンや洗面所など、家庭用の主流。

3. 操作方式の違い(回転式・レバー式)

回転式つまみ:昔ながらの蛇口タイプ。細かな水量調整がしやすいが、操作に力が必要。

レバー式:上下・左右の操作で水量と温度を調整できる。片手で簡単に使える点が人気。

4. 現在の主流:シングルレバー混合水栓

現在、キッチン・洗面・浴室の多くで採用されているのがシングルレバー混合水栓です。レバー1本で湯量・水量を直感的に調整できるため、利便性が高く、省エネ性にも優れています。

メリット

・片手操作で水量・温度の調整ができる

・デザインがシンプルで掃除がしやすい

・節水・節湯設計の商品が多く、省エネに貢献

注意点

・微妙な水量調整がやや難しく、集合住宅などでは止水時にウォーターハンマー(水撃音)が起きやすい場合がある

・水圧と給湯器能力のバランスが悪いと、お湯の温度が安定しにくい

→ 対策として、水撃防止機能付きレバー水栓緩閉止機構付きタイプを選ぶのが効果的。

5. 混合水栓を交換・選ぶときのポイント

・壁付かデッキタイプかを確認(取付方式が異なる)

・給湯器の能力に合った水栓を選ぶ(湯量が不足しないように)

・止水栓や配管位置の点検も同時に行うと、長持ちしやすい

・交換時はパッキン・カートリッジ・取付脚の劣化も要確認

6. まとめと要点コピーボックス

シングルレバー混合水栓は、デザイン性と操作性を兼ね備えた現代のスタンダード水栓です。施工環境や水圧に応じた製品選定を行い、ウォーターハンマー対策も含めて安全・快適な水回りを維持しましょう。

【要点まとめ|シングルレバー混合水栓】
・タイプ:横水栓(壁付け)/立水栓(デッキタイプ)
・主流:レバー1本で温度・水量を調整できるシングルレバー混合水栓
・メリット:操作性・清掃性・省エネ性に優れる
・注意点:ウォーターハンマー対策と水圧バランスを確認
・選定時:取付タイプ・給湯能力・止水栓位置をチェック

水栓の交換・点検・調整など、水回りのお困りごとは救急水道サービスにお任せください。専門スタッフが適切な診断と確実な施工で、安心の使い心地をサポートいたします。

シングルレバー混合水栓の交換を引き受ける手を振る水滴マスコットのイメージイラスト|救急水道サービスバナー
シングルレバー混合水栓の取り付け依頼が入って作業車に乗る水滴マスコットのイメージイラスト
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