
洗面所の蛇口が止水不良を起こし、収納庫の中にも水漏れが発生していました。内部のパッキンや金属部品が劣化しており、修理では改善が難しい状態だったため本体を交換し安全に復旧しました。
現地で確認するとハンドルを閉めても吐水口からポタポタと水が落ち続け、収納庫内にも水溜まりができていました。 配管の接続部からもにじみがあり、内部部品の摩耗やパッキンの劣化や金属部分の腐食が進んでいる状態でした。
お客様によるとこの蛇口は設置から約20年が経過しており、一度も交換していないとのこと。部分修理では再発のリスクが高く今回は蛇口本体の交換を行うことになりました。
まず止水栓を閉め、古い蛇口を慎重に取り外しました。20年以上使用されていたため、ナット部分の固着が強く、配管を傷つけないよう熱を加えながら少しずつ緩めていきました。
取り外し後は接続口に残っていたサビや汚れを丁寧に清掃。新しい洗面用混合水栓を取り付け、防水シール材を塗布して確実に固定しました。 通水テストを実施し吐水・止水ともに問題なく動作することを確認。収納庫内の配管も再点検し水漏れが解消されたことを確認して作業を完了しました。
交換後はハンドルの操作が軽くなり、水量・温度の調整もスムーズに。デザインも一新され、洗面所全体が明るい印象になりました。
作業時間は約60分。使用したのは洗面用の混合水栓、接続金具、防水シール材です。 古い蛇口を外す際には無理に力をかけると配管を損傷する可能性があるため、熱を加えながら慎重にナットを緩めました。 設置後は通水テストを複数回行い安定した水圧と止水を確認。収納庫内部にも防滴処理を施して今後の湿気対策にも配慮しました。
作業後にお客様からは「新しくなって気持ちがいい」「操作が軽くて使いやすくなった」と喜びの声をいただきました。 洗面所の蛇口は日常的に使用するため、15〜20年を目安に点検・交換を行うことで急な水漏れやトラブルを防ぐことができます。
収納庫内の水漏れは気づきにくく、放置すると木材の腐食やカビの原因になります。少しでも異音や水のにじみを感じた際は早めの点検・修理をおすすめします。